
主婦にも人気がある医療事務というお仕事。実際は給料が安かったり、人間関係が悪かったり色々あります。
医療事務の仕事内容や現場の実態について、経験を元にご紹介します!
医療事務の資格が主婦に人気の理由
医療事務の資格は今『ユーキャン』などの通信講座で簡単に取得できるようになっていますよね。
主婦の資格=医療事務 というような印象があるのではないでしょうか?
医療事務の資格は国家資格ではないので、必ずしも学校に通わなければならない訳ではないですし、医療事務の資格を持っていると主婦の再就職に便利だと思われがちです。
医療事務の資格が主婦に人気の理由としては、メディアの伝え方が上手というのも大きいと思いますね。
・結婚しても出産しても資格さえあれば続けられる
・医療系は景気に左右されない良いお仕事
・パートとしても勤められる
そんな風に言われることが多いので『良いお仕事だな~』とか『医療事務の資格くらい取っておくか』と言って資格取得を検討される主婦の方も多いです。
でも、本当に医療事務の資格を持っていれば主婦の就職に役立つのか?
そもそも、医療事務の仕事ってそんなに良い仕事なのか?
私なりの経験を踏まえて実態をお伝えします^^
医療事務の資格は就職に有利?
医療事務の資格を持っていれば就職に有利と言われていますが、実際には『経験者募集』というところが多いです。
やはり、即戦力となる人材が欲しいですからね。
そのため、就職に有利だと思って資格を取ったのに、実際には採用されない・・・ということが起きてきます。
資格は比較的簡単に取れる割に、求人数はそう多くないのです。
医療事務の実態
主婦に人気の医療事務の仕事内容や給料などはこんな感じです。
医療事務の仕事内容
受付業務、会計業務、カルテの整理、院内の清掃、レセプトのチェック、これらが一般的な仕事内容です。
受付業務の中には、患者さんに症状を聞いて医師に伝えたり、新規の患者さんのカルテを作成したりといったことがあります。
勤務先が病院か開業医(クリニック)かにもよりますが、開業医の場合は院内清掃などの雑用や、看護助手など幅広く業務をこなすということもあります。
医療事務の給料
医療事務の給料は安いです。地域や病院にもよりますが、労働時間の割に給料がすごく安いという印象です。
私が住んでいる地域は田舎ということもあり給料がとても安く、正社員でも月給の手取りが15万円を切るところがほとんどです。
また、勤務時間が朝は8時頃~、夜は19時頃までというところが多いです。
大抵朝は8時半から診察し、診察終了が18時というクリニックが多いですからね。そうすると必然的にスタッフが帰る時間も遅くなります。
私が働いていたクリニックでは、すごく混んだ日には21時頃に帰宅・・・なんていうこともありました。
主婦には厳しすぎるな~と思いました。
医療事務の休日
クリニックの場合はほとんど土曜日も出勤という場合が多いです。そのため、休日は日曜日と祝日のみという所も多いですよ。
よくあるパターンが、水曜日or木曜日が半日と土曜日が半日ということで両方合わせて1日休みという形態。
でも実際には水曜日or木曜日と土曜日にきっちり半日で帰れるわけではありません。
受付時間が12時までだとしても、患者さんの診察が全部終わらないと帰れないわけですから、半日とは言っても14時~15時くらいまでは勤務することになりますね。
なのでちゃんとした休みは週に1度、日曜日のみというのが基本です。
医療事務の産休制度
医療事務はなぜか『結婚しても出産しても続けられる』と言われることが多いです。
が!現実は違います。
産休制度を半年とか1年とか設けいている病院もありますが、クリニックの場合は個人経営のお店と同じなので、休んでいる間にもそのスタッフの籍を取っておくとか、給料をあげるとか、そんな丁寧なことはしてくれません。
産休制度なし!という所がほとんどです。
スタッフ:『妊娠しました』
院長:『おめでとう。じゃあいつまで勤められる?』
そんな【辞める前提の会話】が当たり前です。
妊娠したら退職→新しい人を入れる。この繰り返しです。
いくら『妊娠を理由とした解雇は認められない』という決まりがあっても、現実はまだまだこんな感じなんですよね~。
それは、歯科医院も同じです。
歯科医院も個人経営のところがほとんどなので、産休制度を設けていないところが多いです。
そのため、結婚や出産を機に本人が望まなくても辞めなければならないのです。
医療事務の人間関係
医療事務は【女性ばかりの職場】というところが多いです。病院なら男性の医療事務もいますが、クリニックの場合はほぼ女性だけです。
人間関係が良い職場もありますが、悪い職場は本当に悪いです^^;
同僚の悪口を言い合っている、みたいな状況。私は最初に就職した時にそういう現場だったので驚きました。
良い大人が人の悪口を平気で言っているんですから!
あとは、新人をいびるオバサン!笑
オバサンと言っても35歳くらいです。その女性が20歳の新卒女性をいびるのです。
それは多分、若さへの嫉妬が大きいと思いますが。
まぁ、そういうことも医療事務の現場では結構ありますよ。
もちろん良好な人間関係な職場も稀にありますけどね☆
職場の人間関係の良し悪しの判断基準としてひとつ言えるのは『頻繁に求人しているかどうか』です。
これは医療事務に限らず、どんな職場でも言えると思いますが、頻繁に求人している職場は絶対に人間関係が悪いか仕事が過酷すぎるか、です。
医療事務のメリット
ここまで医療事務の現実をあれこれ伝えてきました。給料が安いとか、人間関係が悪いとか、デメリットを伝えてきた感じですが、もちろんメリットもあります^^
私が働いていて良かったなと思うことはこちら。
・夏は涼しい、冬は温かい室内で働けて快適
・難しいことはほとんどない
・患者さんに直接触れないので、医療事故などの恐れはない
・患者さんが時々お菓子やケーキなどを差し入れしてくれる(笑)
あとは、私は元々接客が好きだったので、患者さんと話をすることが単純に楽しかったですね。
患者さんに笑顔で『ありがとうございました』とか言われると、自分が治したわけではないですが、なんだか嬉しいです^^
医療事務は主婦にオススメか?!まとめ
医療事務の仕事の実態をお伝えしてきましたが、結局主婦に医療事務という仕事はオススメなのかをまとめますね(*^^*)
勤務先によっても違いますが、ほとんどの場合は就業時間が朝早くて夜遅いので、子供がいる人は大変だと思います。
パートでも朝8時半くらいから勤務というところが多いでしょう。また、土曜日も出勤なので、子供と過ごす時間が限られてしまいますね。
子供が保育園に行っている場合は朝早くに送っていくことになりますし、もしも熱を出して保育園から呼び出しの電話が来たりしても、忙しいとすぐにはお迎えに行けないことが多いです。
なので、世間で言われるほど医療事務は主婦に便利な職業ではないと思います。
妊娠したら辞めなければならないですしね。
実際、私の友人で医療事務をしていた人はみんな結婚し、妊娠したらそれを機に辞めていきました。
出産後も『短時間で働きたいから』という理由で、医療事務ではなくファミレスでバイトをしている友人もいます。
そういうのを見ていると『医療事務は主婦にぴったり!』とは到底言えないですね^^;
私は現在、医療事務ではなく在宅ワークでネットビジネスをしています。
ネットビジネスなら家にいながらパソコン一台あればできるので、とても便利です。
人間関係の悩みがまったくないですし、将来子供ができても仕事の心配をしなくて良いのが楽です。
もしも医療事務をしていたら
妊娠→退職→収入なし&育児→職探し
ということをしなければならないところでしたが、ネットビジネスなら辞める必要もなければ、職探しする必要がないので
妊娠→収入あり&育児
というスマートな流れで行けます(*^^*)
今後、主婦の方にも更に広がってくるであろう稼ぎ方がネットビジネスです。
『どういう仕組でお金がもらえるの?』というような疑問があれば、いつでも質問してきてください☆
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